社長ブログ
【社長ブログ】なぜ成功する経営者は「運」ではなく「ご縁」を語るのか
6月19日にとある特別講演会に参加した。
講師は株式会社ゼットン創業者であり、
飲食会のカリスマ稲本氏が語る100店舗・上場・海外統括の経営判断
と題した経営者向けセミナーで、
現在も連続起業家として第一線を走り続ける稲本健一氏。
実は今回の講演を聞くのは2度目だったが、
やはり何度聞いても学びがある。

世の中には経営に関するノウハウやテクニックが溢れている。
しかし、本当に長く事業を続けている経営者の話には、
数字だけでは語れない重みがある。
今回の講演で特に印象に残った言葉がある。
「運を管理しようとするよりも、ご縁を大切にしなさい」
という考え方だ。
経営者になると、景気や相場、競合の動向など、
自分ではコントロールできないことに意識が向きがちだ。
もちろん、それらを分析することも大切だと思う。
しかし振り返ってみると、私自身の人生や会社の成長も、
人との出会いによって大きく変わってきた。
取引先との出会い。
お客様との出会い。
従業員との出会い。
経営者仲間との出会い。
どれか一つ欠けていても、
今の自分や会社は存在していない。
良いご縁は突然生まれるものではなく、
日頃の姿勢や信頼の積み重ねの先にあるものだと思う。
実際、稲本氏の歩みを振り返ると、
その発想力と行動力の大きさに驚かされる。
多くの方がWikipediaなどで目にしたことがある「名古屋めし」という言葉も、
その生みの親は稲本氏だと言われている。
東京進出時に、ひつまぶしや味噌串カツ、
手羽先といった名古屋の食文化を発信する中で、
「名古屋めし」という分かりやすい表現を提案したことが始まりだったそうだ。
今では全国どころか海外でも知られる言葉となり、
観光・飲食・地域ブランドを含めれば計り知れない経済効果を生み出している。
一人の経営者の発想が、ひとつの地域文化をブランド化し、
多くの人を動かし続けている事実は非常に興味深い。
目の前の利益だけを追うのではなく、
価値そのものを創り出す。
経営者の役割とは何かを改めて考えさせられるエピソードだった。
講演の中で語られた様々な成功事例も、
結局は「誰と出会い、誰と挑戦したか」という話に行き着いていたように感じた。
また、
「もし今日、自分の会社がなくなったとしても、明日あなた自身に価値はあるのか」
という問いかけも非常に考えさせられた。
会社という看板の力ではなく、
一人の人間として何ができるのか。
経営者であればあるほど、
自分自身の価値を磨き続けなければならない。
会社の成長ばかりを追いかけるのではなく、
人として成長し続けることが結果として会社の成長にも繋がるのだろう。
2度目の講演だったが、
前回とはまた違う角度で多くの気づきをいただいた。
年齢や立場が変われば、
同じ話でも受け取り方は変わる。
だからこそ学び続けることが大切なのだと思う。
これからも目の前のご縁を大切にしながら、
一つひとつの出会いに感謝し、
事業を前に進めていきたい。
経営とは、結局のところ人とのご縁の積み重ねなのかもしれない。