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社長ブログ

【社長ブログ】偶然見かけた動画から学んだ、実業家の「器」と「仁義」

偶然、一本の動画を見かけた。

 

 

実業家として尊敬している北尾吉孝氏が、
孫正義氏の器について語っている動画だった。

 

何気なく再生したつもりだった。

 

しかし、話の中身に一気に惹き込まれ、
最後まで全て拝聴した。
 

非常に素晴らしい内容だった。
 

特に心に残ったのは、
北尾吉孝氏と孫正義氏の関係である。
 

ソフトバンクの役員会で、
北尾氏は孫氏の意見にほとんど賛成しなかったという。
 

満座の中で、
孫氏を徹底的に論破することもあったそうだ。
 

普通の経営者であれば、
面白くないはずだ。

 

社長としての立場もある。

 

周囲の目もある。

 

自分の考えを、
公の場で真正面から否定される。

 

それも一度や二度ではない。

普通なら、
感情的になってもおかしくない。
 

しかし孫氏は、
二人きりになると北尾氏にこう言ったという。
 

「キタやんは、俺のために言ってくれている。
ソフトバンクのために言ってくれている。」
 

この言葉に、
孫正義という男の器を感じた。
 

耳の痛い意見を言う人間を遠ざけるのは簡単だ。
 

自分に賛成する人間だけを周りに置くのも簡単だ。

 

しかし、それでは本当の経営はできない。

 

本当に会社のことを思っている人間は、
時に厳しいことを言う。

 

本当に相手のことを思っている人間は、
嫌われる覚悟で物を言う。

 

その本質を見抜けるかどうか。

 

そこに、経営者の器が出る。

 

もう一つ、
強烈に印象に残った話がある。

 

北尾氏が、興銀をはじめとする11行のシンジケートローンを解消し、
本邦初の財務代理人方式で500億円を調達しようとした時の話だ。

 

北尾氏は孫氏にこう言ったという。

 

「この件がうまくいかなかったら、
僕をクビにして興銀に謝ってください」

 

普通に考えれば、非常に重い場面だ。

 

500億円という金額。

 

金融機関との関係。

 

会社の信用。

 

一歩間違えれば、
大きな責任問題になる。

 

その時、
孫氏はこう答えたという。

 

「興銀よりもキタやんを500%とる」

 

この一言には、
男の仁義を感じた。

 

単なる綺麗事ではない。

 

口先だけの信頼でもない。

 

自分が信じた人間を守る。

 

自分のため、
会社のために本気で動いてくれている人間を信じ切る。

 

これを言い切れるところに、
孫正義氏の凄さがある。
 

そして、
その言葉に北尾氏が感服したという話にも納得した。

 

お二人の関係は、
単なる上司と部下ではない。

 

単なる経営者同士でもない。

 

そこには、
損得を超えた信頼がある。

 

男の仁義を感じる二人の関係がある。

 

ビジネスは、
結局のところ信頼関係だと思う。

 

契約も大切だ。
 

数字も大切だ。

 

結果も大切だ。

 

しかし、その根底に人としての信頼がなければ、
本当の意味での仕事は成り立たない。

 

都合の良い時だけ近づく関係ではない。

 

利害が合う時だけ握手する関係でもない。

 

厳しいことを言い合える関係。

 

耳の痛いことを言われても、
その真意を受け止められる関係。

 

そして、いざという時に、
損得を超えて信じた人間を取れる関係。

 

これこそが、
本当の信頼関係だと思う。

 

今回の動画を拝聴して、
実業家に共通する「漢」を学んだ気がする。

 

信じた人間を守る覚悟。

 

厳しい意見を受け止める器。

 

損得だけではない仁義。

 

そして、
人としてどうあるべきかという軸。

 

経営をしていると、
日々いろいろな判断を迫られる。

 

目先の損得で判断した方が楽な時もある。

 

波風を立てずに済ませた方が楽な時もある。

 

しかし、
それだけでは守れないものがある。

 

会社を経営するということは、
数字を追うだけではない。

 

人を信じること。

 

人に信じられること。

 

そして、
自分自身の判断に責任を持つこと。
 

その積み重ねだと思う。

 

北尾吉孝氏の言葉から、
孫正義氏の器を知った。

 

そして、お二人の関係から、
ビジネスにおける信頼と仁義の重みを学んだ。

 

偶然見かけた一本の動画だった。

 

しかし、
最後まで拝聴して本当に良かった。

 

経営者として、
まだまだ学ぶべきことは多い。

 

そう感じさせられる、
非常に心に残る内容だった。

 

最後に、北尾氏は、
「人は何のために働くのか」ということにも言及されていた。

 

結果的には、自分のためである。

 

この言葉も非常に印象に残った。

 

自分のために働くというのは、
決して目先の損得や私利私欲の話ではないと思う。

 

仕事を通じて、
自分を磨く。

 

苦しいことも、
悔しいことも、
思うようにいかないこともある。

 

それでも、
一心不乱に働く。

 

その積み重ねが、
人間を鍛え、
器を大きくしていくのだと思う。

 

自分が成長すれば、
結果として会社のためになる。

 

お客様のためにもなる。

 

社会のためにもなる。

 

だからこそ、
働くことは結果的に自分のためであり、
同時に人のためにもなる。

 

この考え方は、
今の若い世代にぜひ伝えたい。

 

仕事は楽しいことばかりではない。

 

すぐに結果が出るものでもない。

 

しかし、
目の前の仕事に本気で向き合った経験は、
必ず自分の中に残る。

 

今回の動画は、
孫正義氏の器を語る内容でありながら、
北尾吉孝氏の仕事観、
生き方、
そして実業家としての「漢」を感じる、
非常に学び多い内容だった。